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黒田官兵衛ゆかりの地、姫路城、書写山を巡る。
番外編は新選組ゆかり?亀山本徳寺。


<場所> 
現在の姫路城は、今年で世界遺産に登録され20年を迎えました。その歴史は古く、初代は1333年 赤松貞範が、姫山に城を築き、その後、小寺家、小寺の命を受けた黒田家が城主となり、1567年年には、官兵衛に家督をつぐ。現在の姫路城は、池田輝政が、1609年に完成させたものです。そして、1993年には、世界遺産に登録されました。

http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/

書写山圓教寺、966年に性空上人いよって開かれました。「西の比叡山」とも言われ僧侶の修行の道場としても栄えました。そして、黒田官兵衛の時代、秀吉による中国攻めでは毛利を相手に、ここに本陣を置いたことが有名です。今年の大河ドラマ「黒田官兵衛」でも、このシーンが撮影され、食堂、大講堂、常行堂がその舞台となりました。

http://www.shosha.or.jp/

亀山本徳寺、播磨における浄土真宗の本拠であった本徳寺は、天正8年(1580)羽柴秀吉の英賀攻めのあと、秀吉の命で亀山の現在地に移転させられました。通称亀山本徳寺。慶長7年(1602)東西本願寺が分立すると、一時東本願寺に属するがまもなく西本願寺に属した。そして西本願寺派の播磨の根本道場として門徒の信仰の中心となってきた。
そして、新選組との関係ですが、この本堂は、京都西本願寺「北集会所」の木材が移築されたものなのです。そうです、西本願寺北集会所は、新選組が屯所として使用しており、当時、隊士が腕試しとしてつけられた刀痕も、移築され、この本堂に存在しています。

http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/

到着しました。車を大手門前駐車場に止め、地上に上ると目の前には本当に白い姫路城が目の前にあらわれます。 大手門への掘り。この城の大きさを物語る立派なお堀です。
大手門、いよいよ入場です。 大手門を抜けると、広大な広場になっています。
緑がとても美しく、その奥には西の丸の百間廊下が見えます。現在、姫路城は改修中で、天守閣は柵に覆われています。
三の丸からの天守閣の眺め。 入場券400円を買って、いざ、場内へ。これは菱の門です。
これが全貌です。菱の門を左に曲がるとすぐに案内板がありました。 順路に沿って、西の丸へ。この西の丸は、千姫が過ごした場所です。そして、長局(百間廊下)へ入りました。
内部には、こんな階段も・・・。 途中の部屋から天守閣を望む。
 反対側には、千姫が建立した天満宮が見えます。千姫が過ごす、ここ西の丸の東側に位置し、千姫は、長局の廊下から拝礼したと言われています。  この長局は、侍女達の部屋になっていました。いったい何部屋あったのか?
 化粧櫓には、千姫の優雅な暮らしが再現されています。  これが、長局の外観です。
 西の丸から、2重の天守を望む。  順路に沿って、はの門へ。そして、はの門をくぐると、改修工事のため、行き止まりになりました。
 これは、二の丸からの天守。  二の丸には、お菊井戸があります。このお菊は、そう、播州皿屋敷のお菊で、女性の亡霊が皿を数えたとされるあの怪談です。
 この二の丸では、黒田官兵衛の歴史館があり無料で入ることができます。この甲冑は黒田官兵衛のものだとか。  
 大手門の前のお土産屋さんの中で、食事をしました。姫路おでん定食です。おでんにおろししょうがをつけて食べるのが姫路流とのことでした。美味しかった。  そして、大河ドラマ「黒田官兵衛」館に行きました。内部は、大河ドラマの説明がぎっしりと詰まっています。ドラマで登場する物見やぐらも実物大で作ってあって、戦国の世にタイムスリップしたような気持ちです。ここで見てから大河ドラマを楽しむのも良いですね。

< 書写山圓教寺(しょしゃざん えんきょうじ) >
ロープウェイで書写山へ。 姫路市街が一望できます。空気が澄んでると小豆島まで見えるそうです。
ロープウェイ頂上駅で降りると入山です。そこで、入山料を払うのですが、500円で徒歩で本堂まで行くか、1000円でバスで本堂に向かうのか、こんな選択が必要です。もちろん御利益を得るために徒歩を選びましたが、これが大変。20分ほどと聞きましたが、その道は上り坂で本当に大変でした。 本堂までの途中、仁王門をくぐります。ここまらまだ、600m歩きます。
 本堂に着きました。西国27番目の札所です。本堂は清水寺を模して建てられたとか。  本堂は、確かに舞台のようになっています。清水寺にそっくり。
 舞台から、下を眺めると、こんな感じです。  本堂の横から、更に奥に5−6分行くと、食堂(じきどう)があります。ここが、大河ドラマ黒田官兵衛で撮影された、秀吉の本陣の場所です。
 食堂は1174年に建てられたもので、途中放置されていたとのことですが昭和38年に再開し完成させたものとのことです。  食堂の2階からの眺め。この目線はドラマでも撮影され、官兵衛と半兵衛が会話するシーンがありました。
 
 
< 亀山本徳寺 >
 ここは新選組にゆかりのあるお寺とか?なぜ、姫路にそんな場所がと思われるでしょう・・・。  この本堂が、京都西本願寺の北集会所を移築され建てられたもので、北集会所と同様の形とのことです。そして、この北集会所を屯所にしていたのが新選組ということです。
 本堂の廊下、京都では、この廊下を新選組が行き来したことでしょう。  境内です。
 
 そしてこれが、新選組の刀痕のある柱です。当時の腕試しの痕とのことです。