Leaf倶楽部 東京周辺

富岡八幡宮・深川不動堂・清澄庭園 2017年1月29日

 今回の散策は、下町情緒あふれる門前仲町に行ってきました。
門前仲町には、現在は富岡八幡宮(江戸相撲発祥の地)と深川不動尊(成田山新勝寺の別院)とがあり有名ですが、門前仲町の由来はこの二寺院ではなく、この地にかつてあった永代寺がそれになるそうです。永代寺が創建されたのちに富岡八幡宮が創建されて、そこに吸収されてようです。その後、明治に神仏分離令で廃止となったようです。今は再興されて存続しています。

1)富岡八幡宮
 http://www.tomiokahachimangu.or.jp/
 富岡八幡宮は寛永4年(1627年)、当時永代島と呼ばれていた現在地に御神託により創建されました。
 世に「深川の八幡様」と親しまれ、今も昔も変わらぬ信仰を集める「江戸最大の八幡様」です。
 また、江戸勧進相撲発祥の地として有名です。

2)深川不動堂
 
http://www.fukagawafudou.gr.jp/
 深川不動堂は、千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺の東京別院です。古くより「深川のお不動様」と親しまれて参りました。その開創は元禄16年と伝わり、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まります。

3)清澄庭園
 https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index033.html
  泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」で、この造園手法は、江戸時代の大名庭園に用いられたものですが、明治時代の造園にも受けつがれ、清澄庭園によって近代的な完成をみたといわれています。
享保年間(1716〜1736年)には、下総国関宿の藩主・久世大和守の下屋敷となり、その頃にある程度庭園が形づくられたようです。明治11年、岩崎弥太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、明治13年に「深川親睦園」として 一応の竣工をみました。

 富岡八幡宮
日曜の朝であり門前には骨董品など出店で賑わっていました。
ここは江戸相撲の発祥の地として、石碑などもあります。
また、この左の像は、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬翁で、翁は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮に銅像が建てられましたとのことです。

深川不動堂
深川不動堂は、ちょうど、翼殿建立に伴う工事中でした。
しかし、多くの参拝者でにぎわっており、この日も、護摩祈祷に訪れていました。
清澄庭園
清澄庭園は、名石を配置した「石庭」として有名です。写真のように伊豆、紀州、生駒など有名どころの石がいっぱいです。
 この庭園は、他の大名庭園同様に、回遊式の庭園です。  ぐるっと回っているのがわかりますか?大名の下屋敷ではこうした回遊式庭園が多く、江戸城から離れた下屋敷は敷地も大きくとれ、大名の接待の場所として重宝されたようです。上屋敷、中屋敷とは用途が違いますね。
 こちらは、磯渡りで、池の端を散歩できます。これがなかなか良かったです。