 あなたにありがとう |
「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんが書かれた、人との付き合い方のヒント集です。
もう40年以上も生きてきて、いまでも感じる「人と人との関係って難しい」という思い。
「こちらの思いは伝わっているかな？」「誤解されていないかな？」
「さっき言われた言葉、ちょっと胸に刺さったな。」
「私が言った言葉、もしかしてあの人を傷つけていないかな？」
家族でも、友人でも、まだあまりよく知り合えていない人でも、ちょっとした行き違いで関係が悪くなることもありますよね。
特に近い人になればなるほど、思ったことをそのまま口にしてしまって、気づかないうちに傷つけてしまっているかもしれません。
親しき仲にも礼儀あり・・・と昔から言いますが、人と人との関係がうまくいくには、やはり最低限の礼儀が必要なんだなと思いました。
「ありがとう。」という言葉は、相手に感謝を伝えるだけでなく、ちょっとしたトラブルがあったときも全てを丸く包んでくれる魔法の言葉だと松浦さんは書かれています。
「ありがとう。」と言われて嫌な気持ちにあることはありませんよね。
また松浦さんは、「人との関係、人の気持ちを考えることは難しいですが、いいものです。」とも書かれています。
買い物途中に偶然会った友人に「声をかけてくれてありがとう。」
食事の後片付けを手伝ってくれた娘に「手伝ってくれてありがとう。」
ひいては、友達でいてくれてありがとう。生まれてきてくれてありがとう。・・・・・
小さな「ありがとう。」は日常にたくさん溢れています。
この先も「難しいな」と思うこともあるだろうけれど、それは私が人との関係について学ぶ絶好の機会と捉えたらいいんですね。
まずは「ありがとう。」の気持ちを胸のはしっこに置いて、礼儀を忘れずにいたいと思います。
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