 フランス陣は１０着しか服を持たない |
南カリフォルニア生まれの著者が、学生時代にフランス・パリに留学したときの体験を綴っています。
彼女がホームステイしたのはある貴族の家でした。
その家に住む「マダム・シック」は、彼女が初めて出会う「最高に素敵な人」でした。
「マダム・シック」に会って、彼女は「素敵な生き方」を少しずつ学んでいきます。
「上品で洗練された」という意味の「シック」を、彼女がホストのニックネームにした理由が、読み進めるうちに納得できました。
また、この本を読んで気がついたことがあります。
それは、「素敵な人」や「偉業を成し遂げた人」の多くと同じ言葉を、この著者も言っているということ。
まずひとつ目は「本を読みなさい」ということ。
これは「今でしょ」の林修先生も、「暮らしの手帖」編集長の松浦弥太郎さんも、先日次女の卒業式で理事長先生も言っておられました。
ふたつ目は「足るを知る」ということ。
著者は「幸せとは欲しいものを手に入れることではなく、持っているもので満足すること」という諺を挙げています。
また、先日退任したウルグアイのムヒカ大統領も「本当の貧しさとは物を持っていないことではなく、持っているのにもっともっとと欲しがることだ」と演説していました。
この二つの言葉は是非心に留めておきたいと思いました。
この本に書かれているその他のことも、できることから少しずつ実践して、私も「マダム・シック」のような、毎日をスペシャルな日にする達人になっていきたいです！
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