| 幻夜 | |
 幻夜 |
阪神淡路大震災が起きたその日、その殺人事件は起きた。 雅也が叔父の命を絶ったその瞬間、なんと一人の目撃者が。 その目撃者は「新海美冬」と名乗り、「幸せになるために一緒に行こう」と雅也に持ちかける。 二人は東京へ。 美冬を想う気持ちから、雅也は彼女の言うがまま悪事に手を染めていく。 成功を極め、頂点へと上り詰める美冬。彼女は本当は何者なのか・・・？ 779ページにも及ぶ長編ですが、続きが気になり家事の合間にも読んでしまうほど おもしろかったです。 新海美冬とは、成功のためなら手段を選ばない、本当に恐ろしい女性で、雅也もそれをわかっていながら 美冬の魅力には叶わない・・・というところが読んでいてもどかしかったです。 雅也は関西弁で、どこか親しみを感じてしまいます。 そんな私にとってはこのラストはちょっとショックでした。 |