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京大芸人式日本史 |
お笑いコンビ「ロザン」の宇治原史規さんは京都大学出身で知られ、クイズ番組やバラエティ番組でその知識やユーモアのセンスを発揮されています。
その宇治原さん曰く「日本史は物語のように読めば絶対に忘れない。」
でも今までの歴史の流れが物語のように描かれている本って見たことがありませんよね。
そこで学生時代歴史が大好きだったという、相方の菅広文さん(菅ちゃん)が宇治原さんの言葉どおり日本史を物語風に書いた一冊です。
物語のスタートは菅ちゃんがタイムマシンに乗って縄文時代へ。
土器に初めて縄の模様をつけた人に話しかけます。
「何故縄の模様をつけようと思ったんですか?」
素朴で、でもとても興味がある質問です。
このようにタイムマシンに乗った菅ちゃんが、太古の昔から近代までを順に移動し
各時代の代表的な人物にインタビューして歴史上の大きな出来事について解説してくれるという流れになっています。
人物のほとんどが関西弁になっているのも菅ちゃん流!
私も学生の頃から歴史は好きだったのですが、この本を読んで「あ〜ほとんど忘れてる!」って実感しました。
「荘園」「守護」「地頭」「刀狩」「目安箱」・・・懐かしい語句の数々・・・。
あ〜そうだったな〜と思い出すこともあれば、そういうことだったのかと改めて気がつくこともあり・・・。
「物語のように読む」って、確かに頭に入りやすいなぁと思いました。
そして「やっぱり歴史っておもしろいなぁ」とも思いました。
この本で日本の歴史の大きな流れを掴んでから授業を受けたら、きっと歴史を好きになる人が増えるのではないかなと思います。
菅ちゃんと一緒にタイムスリップして、歴史上の有名人に会ったような気になれる一冊。ぜひおすすめです!
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