Leaf倶楽部 私の選んだおいしいお店へ戻る

茶丈藤村(さじょうとうそん) 

<場所>

 滋賀県大津市石山寺1-3-22

<こんなところ>

http://sajo-towson.jp/sajo_towson/cafe.html

石山寺の近く、瀬田川沿いにある和菓子屋さん。
こちらの和菓子を食べたことがあるという友人が、ランチも食べられるよと誘ってくれました。

     
ふじおこわと、胡麻豆腐の白味噌のおつゆと、鯉みそきゅうりのランチをいただきました。
黒豆と近江羽二重もち米をセイロで蒸したおこわには、ごま塩をふりかけていただきます。
もち米にはほんのり黒豆の色が映って、きれいな色。もっちりとしたもち米がおいしかったです。
白味噌のおつゆに入った胡麻豆腐がつるんと柔らかく、口当たりがとっても優しいです。
鯉みそというのは、こちらのお店の姉妹店「湖舟」さんが作っておられる近江の名物。きゅうりにつけていただくとおいしい♪
デザート・・・と言っていいのか、おいしい和菓子をいただきました。
ランチと一緒に注文すると少しお値段がお得になります。
いっしょに行った友人が選んだのは「寺辺もち」
香ばしく煎ったカシューナッツと沖縄の黒糖を練りこんだお餅です。
私は「萌」(もえぎ)という栗の入った羊羹をいただきました。
上に乗った抹茶の村雨が、口にいれるとふわっと解けて風味が広がります。
家族へのお土産に、「たばしる」という和菓子を買って帰りました。
たっぷりの丹波大納言とクルミが入ったお餅です。
「たばしる」は「はしる」に「た」をつけて躍動感を強調している言葉だそうですが、そんな言葉を使ったのは、かの有名な松尾芭蕉。
松尾芭蕉が石山寺の境内で「石山の 石にたばしる あられかな」という句を詠みました。
石山寺の珪灰石に降る霰の音やその様子が、なんとも心地よいものだ・・・という意味だそう。
丹波大納言で、その「たばしる霰」を表現しているのだとか。
口に入れると、ごろごろとした丹波大納言とふわふわのお餅が混ざって不思議な食感を楽しめます。
和菓子っていいな・・・滋賀県の味っていいな・・・改めてそう思えるひとときでした。