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七十二候の見つけかた
昨年12月に「日本の七十二候を楽しむ」という本を読みました。
日本の七十二もの季節を紹介した本でしたが、今回読ませていただいたのは言わば「実践編」。
筆者の白井明大さんが、ご自身の目で見た、肌で感じた七十二候を紹介しておられます。
現在は沖縄に住んでおられるようですが、東京に住んでおられた時期のこと、幼い日のこと、日本各地を訪れて経験された季節感、習わし、味などがたくさん紹介されています。
ひとくちに「収穫を祝う祭」と言っても地域によってさまざまですし、新年にいただくお雑煮も所変われば味も全く変わるのですね。
私が訪れたことがある場所はまだまだ少ないですが、この本にある日本各地の季節の行事やお祭りのことを読んで、ちょっと旅した気分になれました。
できれば「気分」だけではなくて、実際に行ってみたいですが・・・。
思い起こしてみると、私の数少ない旅の経験や以前住んでいた場所、子供のころから教わってきた習慣・・・そんな中にもきっと七十二候はあったんだと思います。
ただ「七十二候」ということを意識していなかっただけで、たくさんの季節を纏って生きてきたなぁとしみじみ感じます。(そこそこ長く生きていますので)
そんな思い出があるから、今この場所で感じられる季節を大切に味わいたいという気持ちが湧き出ているのかもしれません。
この本によると、今日1/25からは七十二候の「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」。「腹く」と書いて「厚く」の意味なのがなんとも言えませんが、沢の水が厚く凍るころという意味なのですね。
本当に毎日厳しい寒さです(´;ω;`)
昔からこの季節には、もうすぐやってくる立春「東風凍を解く」という季節を心待ちにしていたんでしょうね。えぇ、その気持ちよくわかりますとも。
温かいものを食べたり、ちょっと体を動かしたり、なんとか体を温めながら、新しい季節を待ちたいと思います。
ところで、白井明大さんの職業は「詩人」だそうです。
七十二候の専門家(そんな職業あるのかわかりませんが)と思っていたのですが。
どんな詩を書かれているのか・・・とても気になっています。早速チェックしなくては!