サスペンス/推理小説 コーナー

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あの頃のだれか 東野圭吾
あの頃の誰か 8つの物語が収録されているオムニバス形式です。
どの物語も、過去に何らかの形で発表されながら、どの短編集にも載らなかった、「わけあり物件」を集めた本・・・と「あとがき」にて筆者が書いておられますがどんなわけありであろうと、どれも興味深い、おもしろい話でした。
ただ、新刊のわりに、「メッシー」「アッシー」「ミツグくん」なんて、今では誰も使わない言葉も出てきたりします。それを見て「一昔前が舞台になってるな〜」と気付きますが、トリック、話の展開、登場人物のセリフ・・・どれを取っても言うことなしです。
この中のひとつ、「さよなら お父さん」という作品は広末涼子さん、岸本加世子さん出演の映画「秘密」の原型となったものです。
交通事故で生死の境を彷徨った母と娘。意識を取り戻した娘だったが、娘の体に宿ったのは母の魂だった・・・という設定です。奇想天外なストーリーを是非ご一読ください。