歴史を楽しむ本 コーナ
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本の題名 感 想
風林火山 時は戦国。
武田、上杉、北条、今川など有力な武将達が互いの動きを窺いいかに勝利のコマをすすめるか片時も気を抜けない戦乱の世。武田晴信(後の信玄)に仕え、驚くべき戦術で武田軍に勝利をもたらした軍師山本勘助の物語。武田軍は諏訪氏を討ち、その娘「由布姫」を晴信の側室へと迎え入れる。勘助は由布姫の類まれなる美しさと聡明さに心打たれ、以後由布姫とその子勝頼のために奔走し続ける。晴信の正室の子ではなく、勝頼こそが武田家の跡継ぎとしてふさわしいという思いが年老いた勘助の原動力となる。
この本の最後に差別的な表現を使っていることへの申し開きのようなことが書いてありましたが本当に山本勘助のことを「異相の軍師」とか「その顔を見たものはすぐに道をあける」とかひどい表現で描いてありました。でもこの山本勘助という人がいなかったら歴史は変わっていたのではないでしょうか。 敵の動きを読む力、強靭な体力、精神力はとても60歳を過ぎた者とは思えずさぞ武田信玄は勘助を頼りにしていただろうなと思います。また武田信玄という武将の器の大きさも感じる物語でした。
新装版 天璋院篤姫(上)

新装版 天璋院篤姫(下
(あらすじ)
江戸時代末期、薩摩の今和泉島津家に生まれたお一(かつ)は 兄3人を凌いで体格もよければ、またとても利発な子供だった。
その器量を見込んだ薩摩藩主島津斉彬はお一を養女に迎える。
斉彬はお一を「篤姫」と命名し、第十三代将軍家定の正室として 江戸城へ送り込む。 後に篤姫は、家定との結婚が斉彬の遠大な野望であったことを知ることになる。 家定亡き後「天しょう院」となってからも大奥をとりまとめ 激動の幕末を生きた偉大な女性の物語。

(感想)
歴史上偉大な女性といえば、卑弥呼、紫式部、北条政子、春日局などなど たくさん思い浮かびますが、幕末の動乱の中「篤姫」という女性が、数奇な運命に 翻弄されながらたくましく生き抜いたことをこの本を読んで初めて知りました。 島津家分家で何不自由なくのびのびくらしていた篤姫。 それが藩主の養女になってからは、お城の決まりに窮屈な思いをし 実の父母のことをも名前で呼ばなくてはならない現実に 本当につらい思いをしたのではないかと思います。
さらに将軍の正室となり、生まれ育った薩摩を離れなければならない寂しさ・・・
篤姫は二度と薩摩の土を踏む事はなかったと言います。 昔の女性は自分の思い通りの人生を歩むことができなかったんだな〜と 改めて思います。時代が江戸から明治へと向かう歴史的にも興味深い時代を 篤姫は運命を受け入れ、しっかりと立派に生きた人だと思いました。 この物語はNHK大河ドラマでも放送されていますね。(見ています(*≧∇≦)ノ )
この本には瑛太さん演じる「肝付尚五郎」は出てこないのですが その他の人物は大抵出ていますので 本を読んでいて登場人物がこんがらがったときはテレビのキャストを見ると その人間関係がよく分かります。一度読んでみて下さいね。
一日江戸人 作者の杉浦日向子さんは本当に江戸時代に生きていたのではないか・・・と錯覚してしまうくらい、江戸の文化や食べ物、着物からおまいじないまでありとあらゆる江戸のことがわかってしまう一冊です。
戦国時代を経て、平和な時が訪れた江戸の町・・・町人たちはなかなかのんびりとまったりした生活を営んでいたようです。教科書では絶対に学べない本当の江戸時代。歴史が好きな人もそうでない人もこれを読めばたちまち江戸人になれること間違いなし!

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