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世界遺産 元興寺(がんごうじ)
(2016.08.17 現在)

<場所>
奈良県奈奈良市中院町11

<こんなところ>

http://www.gangoji.or.jp/

仏教が中国・朝鮮半島から伝えられたのは、欽明天皇13年(日本書紀での552年、一説では元興寺縁起の538年)と言われています。新たな異国宗教の受容問題が起こり、進歩派の蘇我氏と、保守派の物部氏が対立し、仏教は迫害を受けることになる、しかし、用明天皇2年(587年)になって、蘇我馬子は甥のうまやど王(のちの聖徳太子)とともに軍を起こし物部氏を打ち破る。
その翌年に、飛鳥の地にはじめて正式な仏寺建立に着手。この寺が、元興寺の前身である法興寺であり、地名の飛鳥寺である。
その後、奈良に都が移され、この寺も新京に移され、寺名を元興寺に改めました。
 749年に諸寺のもつ墾田の地限が定められ、格付けが行われました。東大寺の四千町歩に対し、元興寺は二千町歩、大安、薬師、興福は一千町歩、法隆、四天王寺は五百町歩と定められ、当時の元興寺の位置を示しています。

さるさわの池。興福寺から元興寺までさるさわの池を通り10分ほどでしょうか。 重要文化財の東門。
国宝の極楽堂。南都における浄土教発祥の聖地として古来有名な堂宇である。堂内には、国宝の春日厨子 一基、須弥壇 一基 、閼伽棚 一流があります。 この極楽堂の奥が、国宝の禅室になります。建築様式としては鎌倉時代の大仏様を示しているが、構造材は奈良時代以前の古材を多く再利用されている。
 境内にある法輪館には、国宝の小五重塔があります。
光明皇后の発願により建立された元興寺西小塔堂に安置されていたといわれるもので、現存する奈良時代盛期の五重塔としては唯一のものです。室内に安置されていたことから、傷みも少なく色使いも大変きれいです。
残念ながら撮影は禁止でした。