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影日向に咲く
 影日向に咲く テレビでもおなじみの劇団ひとりさんの初の著作。映画化もされました。
この本の目次を開くと、5つの物語が書かれているオムニバス形式に思えました。
一番初めの話は、ホームレスに憧れるサラリーマンの話。
二番目はアイドル好きの男性の話。
三番目は「カメラマンになるのが夢ということにしている」20歳の女の子の話。
ん?・・・とここであることに気がつきます・・・この物語は全部つながっているのだと。 全部別々の話のように見えて、実は1本の線でつながっているのです。 登場人物のキャラクターも様々で、でもすぐ隣にいそうなほどよくわかる描写で どんどん話に引き込まれていきます。 この人とこの人はつながってたんだ〜・・・となんだかものすごい発見をしたような気がして 嬉しくなったり、登場人物のセリフや気持ちに共感できたり すごい展開に驚いたり・・・。物語だけでなく案外実際の世界でも こうやって人と人がつながっているのではないかと思ったりします。 最後のページを読み終わった後、思わず相関図を書きたくなってしまいました。 そしてまた初めのページから改めて読み返してみたくなりました。

劇団ひとりさんはお笑い番組だけでなく俳優としてドラマに出ていたり、クイズ番組で(意外にも) 難しい問題に正解したり、ただのお笑い芸人ではないな〜という印象ですが この小説を読んで本当にすごいと思いました。どうやったらこんな話が頭の中で組み立てられるのか・・・ 「おもしろかった」の一言です。

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