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ケルベロスの肖像
東城大学医学部付属病院に「八の月、東城大とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫文が届いた。
高階病院長は、不定愁訴外来の田口医師に脅迫文を送った犯人を特定するよう依頼する。
厚生労働省の姫宮から犯人と関係があるかもしれない、ある情報を聞き、調査に臨む田口。
一方で田口には「Aiセンター長」という責務も課されていた。
Ai(オートプシー・イメージング)は、画期的な死因究明方法として、東城大が全力で推し進めているプロジェクトで八月の末に盛大に発表されることになっていた。
ケルベロスの塔の意味は?
田口は東城大を守ることができるのか?
Aiをめぐる、警察や医学会など様々な組織の思惑が複雑に絡み合う中、Xdayは刻一刻と迫っていた。
 
今からちょうど1年くらい前に映画化された「ケルベロスの肖像」の原作です。
「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「アリアドネの弾丸」「螺鈿迷宮」でも登場した厚生労働省・白鳥圭輔と不定愁訴外来・田口医師の名コンビ。
私の中ではすっかりお馴染みの2人になり、この本でも「あぁ久しぶり!」と友達に会うかのような感覚でした。
ストーリーも登場人物の設定も、映画とかなり違っていますが読み進めるうちにだんだん見えてくる真実にワクワクし、でもなんだかぼやけていてはっきり見えない部分があって最後までハラハラしていました。そして最後に「え〜〜〜?」っていうどんでん返し。
このチーム・バチスタシリーズはいつもそんな「!!!」が用意されていて、おもしろいのです。
上から目線の白鳥さんと、お人よしの田口先生の活躍を是非楽しんでください。