話題の本 コーナ
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真夏の方程式
真夏の方程式    夏休みを伯母一家が経営する旅館「緑岩荘」で過ごすことになった小学生・柄崎恭平。
一方、帝都大学准教の湯川学も仕事で同じ地を訪れ、同じ「緑岩荘」に宿泊することになった。
その夜、もう1人の宿泊客・塚原正次が行方不明になり、翌朝少し離れた堤防の下で遺体で発見された。酒に酔った塚原が足を滑らせて転落したものと思われた。しかし塚原が元刑事で、緑岩荘があるこの土地に縁のある男を逮捕したことがあったということがわかり、単なる事故ではないという可能性も出てきた。
真夏の海で恭平の自由研究を手伝ううち、湯川学はこの事件の真相に気づいていく。


6月に公開された同名映画の原作です。
映画を先に見て映像が頭に残っているので、登場人物のセリフのところでは、その役を演じた俳優さんの顔が思い浮かびましたし、美しい海も想像しながら読むことができました。
恭平くんの役をしていた男の子、上手に演じていたなぁと、本を読んで改めて思いました。この恭平くんという子がこの事件を解く鍵になっているのです。ちょっと切なくなるシチュエーションです。
この事件をきっかけに、浮き彫りになった過去の秘密。
それをきっかけに家族の温かさや、自分を思ってくれる人がいることへの感謝を痛いほど感じるストーリーだなぁと思います。