 マララ・ユスフザイ国連演説 |
女の子も教育を受ける権利があると主張し続けるパキスタン出身の少女、マララ・ユスフザイさんの国連演説と、ＣＮＮの放送から選りすぐられたインタビューが全文と対訳、生声ＣＤのセットになっています。
国連演説は、テレビや新聞でご覧になった方も多いと思います。
外見はごく普通のかわいい少女。でもその堂々とした話し方、どんな障害にぶつかっても曲げない主張には何か神様が宿っているかのように思えてきました。
改めてこの本で演説を読み、ＣＤでその声を聴きましたが、マララさんの「今私が声をあげなくては！」という強い思いが伝わってきました。
ＣＤを聴くだけでは、もしくは英文を読むだけでは、理解できない部分も多々ありましたが（難しい単語がいっぱいあって）
訳がしっかり書かれているので、より理解を深めることができました。インタビューの部分にはマララさんのプライベートの話も含まれていていて「あぁやっぱり普通の若い娘さんだなぁ」と、演説とのギャップに少しほっとしたりもしました。
世界にはまだまだ学校へ行けない子供たちや人種差別が存在するのだという哀しい現実を突きつけられた気がします。
マララさんの「一本のペンが世界を変えることができる」という考えに世界中の人たちが共感し、戦争や差別のない平和、誰もが安心して暮らせる社会がどの国にももたらされることを願います。
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