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赤い指
赤い指 ある公園のトイレで7歳の少女の遺体が発見された。
少女の背中についていた少量の芝生。公園には芝生はないため犯行現場は別だという線で 捜査が始まる。捜査線上に浮かんだ平凡な家族。
加賀恭一郎刑事はその家族が隠している何か重大な「秘密」を徐々に解き明かしていく。

「眠りの森」に続いて加賀刑事シリーズを読みました。
ここに出てくる加賀刑事は「眠りの森」より少し歳をとった30代半ばの設定です。
「眠りの森」ではイメージが浮かんでこなかったのですが、「赤い指」では加賀刑事のイメージが 仲村トオルさんのような感じがしています。(実際には仲村トオルさんは40代ですが)

加賀刑事の「刑事の仕事は、真相を解明すればいいというものではない。いつ、どのようにして 解明するか、ということも大切なんだ。」という言葉がかっこいいです。真相を解明しつつ、人の 心も救済していく、加賀刑事のファンになってしまいました。
タイトルの「「赤い指」が何を意味しているのか、物語の最後に「なるほど」と思わせる展開が 待っています。