サスペンス/推理小説 コーナー
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さまよう刃
さまよう刃 長峰重樹の一人娘が、友達と出かけた花火大会の帰りに未成年の少年グループによって 殺害、遺棄された。謎の密告電話によって犯人の名前と住所を知った長峰は、犯人の少年の家へ。そこで長峰自身も重い罪をおかしてしまう。グループの別の少年の名前を知った長峰はさらに娘の復讐へと向かう。それを追いかける警察とマスコミ。事件は予想外の結末を迎える。
2009年秋、寺尾聰さん主演で映画化された話題の作品。
読み終わった感想はいろんな意味で「恐ろしい話だった〜」・・・東野圭吾さんの殺人の表現、描写はとてもリアルで、そんなシーン見たことないのにはっきり想像できてしまうくらい迫力があるんですがこの本はそれがとびきり残酷で、「ここで読むのやめようか」と思ったくらい。でも先が気になったので、昼間明るいうちに読みました。高校生の女の子が被害に遭うという設定や、薬物問題もちょっと絡んでいてそんなところもリアルでした。どんなに卑劣な犯行でも未成年の少年が犯人だとやはり世間の目は「まだ更正の余地がある」と見て、減刑されたりするんでしょうか。正義って何だろう、法律って誰のためにあるんだろうとちょっと考えさせられた一冊でした。