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鹿男あをによし
鹿男あをによし
以前フジテレビで放送された同名ドラマの原作本。
ある大学の研究室でパソコンに入った助手のデータを誤って消去してしまって以来すっかり居場所がなくなった28歳の「おれ」。
教授の勧めで2学期の間だけ奈良の女子高の講師を務めることになった。
無事その任務を果たしたあとは研究室に戻るはずだった・・・
ある日鹿が話しかけてくるまでは・・・。
以前見たドラマがとてもおもしろかったので、本も読んでみようと思いました。
原作もおもしろかった!もう一度読もうかと思っているくらい。お気に入りの一冊です。
ドラマでは「神経衰弱」よばわりされるかわいそうな「おれ」を玉木宏さんが演じていました。
そして雌鹿なのにしぶ〜い声で「おれ」に話しかけてくるその声は竹中直人さん。
「おれ」が講師を務めることになった女子高の教頭先生に児玉清さん。
とても個性的なキャストでした。
ある日鹿が話しかけてきて「お前は鹿の使い番だ。鼠の使い番から”目”を取り戻さないとこの国は大変なことになる」なんて言われたら・・・
使い番?目?・・・一体何のこと?って思いますよね。
奈良には何度か行ったことがありますが、太古の昔、都があった場所、今も昔の面影を残す町ですからもしかして本当にこんなことが起こるかも・・・なんて思ってしまいます。
奇想天外な話なんだけど、どこか「ありえるかも」と思ってしまうお話。そして日本の未来がかかった壮大なお話です。
この本を片手に奈良にまた行ってみたいなぁ。
奈良公園の鹿たちの中にじっとこちらを見つめている鹿がいたら要注意です。
しぶ〜い声でこう囁かれるかも。「さぁ、神無月だ。出番だよ。」