| 宿命 | |
 宿命 |
江島美佐子はごく普通の家に生まれ育った女性。その美佐子が日本屈指の電気機器メーカー 「ＵＲ電産」に就職してからというもの、専務取締役付きに抜擢されたり、 専務取締役の長男との結婚が決まったり、その人生は華やかな方向へと転じていくように 見えた。でも美佐子には、その背後に何か操っている「糸」のようなものが感じられてならなかった。 そんなとき殺人事件が起き、美佐子の夫「晃彦」は容疑者のうちの一人となる。そしてその事件を 担当することになった刑事は奇しくも晃彦の学生時代の因縁のライバルであり、美佐子の 昔の恋人でもあった。刑事と容疑者、そして美佐子を操っていた「糸」・・・。 ラストには思いがけない宿命が・・・。 またまた夢中になって一気に読み終わってしまいました。 美佐子の感じた「糸」にも、刑事である勇作と容疑者である晃彦のこれまでの人生についても とても興味を持って読みました。 最後にわかる二人の宿命・・・本当にあっと驚きますよ！ |