今日もていねいに |
「暮らしの手帖」編集長 松浦弥太郎さんが書いた毎日を大切に生きる秘訣の数々。松浦さんは書店の経営、文筆業もこなしておられるそうで、そんなお忙しい毎日なのに、なんと心にゆとりのある方か・・・とこの本を読んで思いました。例えば、第一章に書かれている「自分プロジェクト」。自分プロジェクトとは、誰かに命令されることでもなく、やらなければならぬといやいややることでもない、自分自身が「やってみよう」と思えること。「できたら素敵だろうな」と思えること。松浦さんの場合、「おいしいハーブティを淹れること」もそのひとつ。お湯の温度を変えたり、葉の量を変えたり、いろいろ試してみておいしいお茶が淹れられたらひとつプロジェクト達成。達成するまでにはいろんな失敗もあるけれど、失敗のあとにこそ素敵な成功があるってこと、実感できますよね。そんな些細なプロジェクトをいくつも持っていれば、毎日がちょっとうれしくなりそう。
私も、夜寝る前ストレッチをやっていますが、これをプロジェクトにしようと思いました。なんとなくストレッチするのではなく、今日はいつもより体が硬いとか、だんだん柔らかくなってきたとか自分の体を意識してやっていこうと思います。いつか「お、体が柔らかくなってる」と実感できる日を楽しみに。（はっきり言って今はものすごく硬い）そのほかにも、普段忘れがちだけど、忘れてはいけない大切なことがいっぱいつまった本です。いつも側に置いて、ちょっと疲れたときに何度でも読み返したいなと思います。 |